クールビズなど涼しいスタイルで過ごせるのですが、つい”うっかり”してしまうのが食事です。
料理をして直ぐに食べるとようのですが、暑い時には置き去りにしていると食中毒の危険があります。
お弁当や、生ものは保存に注意が必要です。
特に近年の夏は日中の気温も高く、お買い物をする際には、
スーパーで氷をもらう、持参の保冷剤やクーラーバッグを使うといった
食中毒を防ぐための工夫が必要でしょう。
買い物でも、特に肉や魚など、痛みやすいものはできるだけ最後に買うようにしたいものです。
つい忘れがちなのが、買い物の帰りに、お友達に逢うと、つい長話をしてしまうのですが、お喋りの花を咲かせずに、できるだけ早く帰宅して冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
車でのお買い物で駐車場が屋外だった場合、想像以上に車内の温度が上がります。
日光が当たったシートもかなり熱くなるので、お買い物バッグをシートに乗せた場合、その熱が食品に伝わり、食中毒の原因菌が繁殖する恐れがあります。
調理するときは食中毒を防ぐためにしっかり加熱することがポイントです
しかし、中には「熱に強い殻(芽胞)を作る」特徴を持ったウェルシュ菌やセレウス菌などがあります。
ウェルシュ菌による食中毒は、大量調理の施設などで起こる事もあります。
発病するのは食後6〜18時間(平均10時間)で、24時間以降に発病することはほとんどありません。
症状は一般的に軽く、1〜2日で回復しますが、基礎疾患のある患者、特に子どもや高齢者ではまれに重症化することもあるようです。
前日から作り置きしておく場合には、以下の点に気をつけましょう。
・調理した後は、手早く中まで十分冷まし、冷蔵・冷凍して保管する(10度以下)。
・温めなおすときは下から混ぜて空気を入れ、十分加熱する(55度以上)。
ボツリヌス菌も、芽胞で守られ熱や消毒薬にも強い菌で、その毒素は致死率の高い深刻なものです。
・新鮮な物を選び十分に洗浄する
・塩や砂糖等、ph調整など菌の増殖を抑える工夫をする
など、暑い夏には、「うっかり食中毒」に気配りが必要でしょう。
