熱が出たときの匂い
インフルエンザの流行真っ只中
しかも、最近熱っぽく風邪気味。(-_-;)
ところで、熱が出たときに感じる独特の匂いがありますよね。
何とも言えない匂いで、熱が出た本人が感じるだけなのか、それとも周りにもやっぱり匂うのかどうなんだろう?
ちょっと不思議・・・・。
ワキガ体臭多汗専門医院生曰く。
熱が出ると汗が出ますが、汗には匂うもの、匂わないものがあります。
たとえば、ウォーキングなど、有酸素運動でじっくりゆっくり出てくる汗の場合、汗腺がちゃんと機能し、体に必要なミネラル分が血液に再吸収されるため、濃度が薄くてサラサラの水に近い汗となり、これは匂わない。
では、匂う汗は、急激にドッと出た汗。
緊張したときの汗や、無酸素運動などでかく汗がそうで、急に熱があがったときなども一気に汗が出ますね。これは、汗の中に、ナトリウムやカリウムなどの、ミネラルの結晶成分が含まれているほか、匂い成分も多く含まれて出る汗。
一気に出た汗に含まれる匂い成分は、尿素や乳酸、アンモニアなど。
つまり、熱のときに出る汗は、サラサラの汗とは別の種類であり、汗が匂うのは、熱の匂いということが考えられるという。
ということは、熱の匂いは本人だけじゃなく、やっぱり周りにもわかるものばかりではないようで、熱が出ると、嗅覚が変わって、敏感になるらしい。
気温が高くなると、匂いを強く感じ、鼻粘膜の温度があがって、敏感になるのが原因。
つまり、匂いそのものの強さは変わらなくとも、発熱による嗅覚の変化によって、匂いを感じやすくなることもあるのだそうだ。
実際、発熱時には本当に苦しく、匂いなど気にしていられないもの。でも、この熱の匂いには、匂いが強くなる汗のほかに、熱で敏感になっていることで生じる、発熱している本人だけが感じるもの、もあるという。
熱の匂いは気持ちの良いものではないけれど、仕方のないですよね。
でも、熱がある本人ほど周りには気にならないらしいです。
だから、しっかり汗かいて早く治しましょうね。
